読書録『ジヴェルニーの食卓』原田マハ著

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こんにちは、シャオリーです。最近隙間時間に読んだ本の紹介をしたいと思います。

本の詳細

  • 『ジヴェルニーの食卓』原田マハ
  • 集英社文庫(2015)、文芸小説
  • 235ページ

どんな本?

 4人の芸術家アンリ・マティス、エドガー・ドガ、ポール・セザンヌ、クロード・モネという近代美術を築き上げた巨匠たちの人生をそれぞれの身近にいた女性たちが語るフィクション物語です。
 フィクションではあるものの歴史上・美術上実在したリアルが描かれているため、私でも知っているピカソ、ゴッホ、ゴーギャンなども関連した内容となっており、西洋美術好きにはワクワクが止まらない印象派物語の一冊です。

なぜ私はこの本を読んだ?

最近、中野京子さんの本を読み漁っていたので、西洋文化に強い興味がありました。(昔からヨーロッパを旅することが大好きです!)

シャオリー
シャオリー

西洋美術をもっと知りたいなぁ。

分かりやすい小説はないかな…

Amazonで検索をかけていると原田マハさんが出てきて、この本がヒットしました。

シャオリー
シャオリー

表紙がモネで素敵!

読んでみよう。

心に響いた部分は?(本の内容が一部含まれます)

  • 印象派が世間に受け入れられるよう芸術家エドガー・ドガが戦い続ける姿と、「十四歳の小さな踊り子」作品のような“星屑の踊り子”が”星(エトワール)”になるために自分を犠牲にして仕事する少女の姿、この2つを似ているとして本気で挑んだドガの心情。
  • クロード・モネやその家族の壮絶な人生。”有名画家になることはただ現実の目標で、本当の夢は家族みんなが笑いながら大きなテーブルを囲み、自身が愛した庭と青空の下の明るい光や色の中で生きることだ”というモネの心情。

本について感じたことは?

 どの画家もそれぞれ人生にストーリーがある。その4人の画家が描いた実際の絵を調べながら本と照らし合わせ、画家の心情をイメージしながら読み進めました。特にタイトルにもなっているモネのジヴェルニーの食卓は想像するだけで心が温まるような、明るくカラフルな気持ちになる、そんなお話でした。ゆっくり美術館巡りをしたい気持ちにさせてくれるおすすめの一冊になりました。

以上、シャオリーでした。

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