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本の詳細
- 『樹木希林120の遺言 』死ぬときぐらい好きにさせてよ 樹木希林
- 宝島社(2019)
- 単行本 279ページ
どんな本?
「楽しむのではなくて、面白がることよ。
面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中」
2018年9月15日に逝去された女優の樹木希林さん。
樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。
75年の樹木さんの軌跡から、老い、孤独、病い、仕事、家族、夫婦関係について樹木さんらしい自然体な言葉で残されています。
この本を選んだ理由
映画でよく拝見していて、とても個性的で、魅力のある強い女性、樹木希林さんをもっと知りたいと思いこの本を購入しました。
心に響いたところ(一部本の内容が含まれます)
・失敗したらね、そこからスタートなの。あんまり深く考えない。
・物がない暮らしはさっぱりするんですよ。
・命の質が悪くてずっと長く寿命が延びても意味がない。
・世の中でババアこそ革命を起こせる唯一の存在。
・お金や地位や名声もなくて、傍からは地味でつまらない人生に見えたとしても、本人が本当に好きなことができていて「ああ、幸せだなあ」と思っていれば、その人生はキラキラ輝いていますよ。
私の感想
物に対しても人に対しても、さらに仕事やお金に対しても執着心がなく、常に頑張らず自然体で暮らす。こんな風に生きた樹木希林さんに大変魅力を感じました。
辛いことがあっても、病になっても、物事を面白く受け取り愉快に生きるという考え方はとても参考になりました。こんな考え方ができたら、きっとご自身も、そしてご家族も樹木さんが亡くなった時に悲しみよりも充実感の方が大きかっただろうなと思いました。
最後の言葉「今なら自信を持ってこう言えます。今日までの人生、上出来でございました。これにておいとまします。」は本当に樹木さんらしく、人生を全うした強く面白い女性を表しているなと思いました。
生も死も日常の中にあり淡々と進んでいくということを教えてくれるこの本、辛い時にまた読み返したいと思います。
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