こんにちは、2児の母シャオリーです。今回は長女の出産体験を記録しておきます。
基本情報
- 当時31歳、既往歴なし、初産
- 個人病院で普通分娩、夫立ち会い(コロナ前)
- 流れ:陣痛→入院→破水→娘誕生
- 妊娠40週2日で出産(51cm,3276g)
- 出産にかかった時間:約24時間
陣痛から始まったお産
AM 1:00、腹痛が5-10分ぐらいの間隔で不定期に襲ってくる。
これは多分陣痛だ。
でも不定期な痛みだから、もう少し我慢した方がいいかな。
AM 4:00、腹痛が定期的に5分間隔で続くようになったので病院に連絡。
陣痛室は今いっぱいなの、ごめんね。
シャオリーさんの声はまだ冷静だからもう少し家で待機してみて。
AM 4:30、これはもうすぐ出産だと自己判断し気合い入れてシャワー。
このまま風呂場で生まれたらどうしようと思いながら、陣痛が落ち着くたびに急いで洗う。
AM 6:00、一睡もできず。陣痛5分間隔。不安すぎてもう一度病院へ連絡。
一回病院で確認するので来てください。
この日ちょうど夫Jさんは仕事が休みで本当に助かりました。
(念のため陣痛タクシーは予約してありました。)
AM 7:00、病院到着。モニターで陣痛は3-4分間隔。内診の結果、子宮口は2cm。
歩いたり家事するとお産は進むよ。とりあえず家に帰ってね。
まじで?陣痛3分間隔でも家に返されるの?
病院まで往復1時間かかるけど…大丈夫かな。
痛いーー!(でも陣痛が収まるとまだ歩ける)
PM 0:00、自宅待機して数時間、陣痛3-4分間隔で変わりないが痛みは強くなり再度病院に電話。
やっと入院させてもらえることに。
まだまだこれからよ。
あなた理学療法士でしょ。
もっと歩いたり運動しないといけないって分かるよね。
結構スパルタな助産師さん…。
言われた通り夫Jさんと階段昇降をやってみるも…腰が砕けそうなほどの激痛で、うずくまるたびにJさんが腰を押してくれる。陣痛は3分間隔でも痛みは1-2分続くため、実際動けるのは1分ほど。
食欲はないが、体力つけるためお昼はモスバーガーを買ってきてもらい少し食べる。
PM 7:00、助産師さんが優しい人に変わってほっとする。内診は子宮口は2cmで横ばい。
面会終了となり、夫Jさん帰宅。夜は病院食出るも、マンゴーゼリーしか食べれず、また寝不足もあって疲労困憊。
もしかすると出産は明日の昼頃になるかも…
ここからが本当に辛くて痛くて痛くて痛くて。
たまたま陣痛室が2人部屋で私しかおらず、絶叫しまくる。真っ暗な病室で、
んぁぁぁぁああーー
ギャーーーーー
この世のものとは思えないぐらいの痛みが連続して起こり、いきみ逃しの呼吸もしづらく、テニスボールを腰に抑えながら人生最大の雄叫びをあげる。
PM 11:30、あまりの痛さにナースコール。
お尻から何か出てますーーーー!
まだよ。
いい声出てるわ!いきまず息を吐くようにね。
子宮口5cmまで来たよ。
朝5時ごろには生まれると思うから、旦那さんに急がず来てもらうよう伝えてね。
破水してお産が急に進みだす
日付けが変わり、AM 0:30、パンッと音が聞こえ破水しナースコール。
あら!速い速い。もう子宮口8cm!
分娩室用意するから待ってて!
助産師さんは急に慌てて、わたしは1人になり、もがき苦しむ。
両大腿、下腿がつって変な格好のまま動けなくなり、お腹も痛すぎて絶叫。
足がつったーーー!
骨盤割れるーー!
うんち出るーー!
もう産まれますー!
とナースコール連打!助産師さんが懸命に足のストレッチをしてくれる。
そしてあっという間に子宮口全開になりました。
いよいよ分娩室へ移動
AM 1:00、夫Jさんプリンの差し入れを片手にゆっくり到着(笑)
予定より早くお産が進んだのと、私の無惨な姿(変な体勢で服ははだけた状態で叫んでいる)をみて驚く。
すぐに分娩室へ歩いて移動。
歩き?無理無理、ここで(陣痛室で)産みます!
もちろん無理やり分娩室まで連れていかれ、いよいよ本格的に頑張る時が来る。
じゃあいきんでいいよ!
吐いて吐いて、吸って、息止めて…踏ん張って!!
痛みが出現している間にこれを3回ぐらい繰り返す。
レバー引っ張って!
目を開いて!
頭上げて!
お尻は上げない!
足広げて!
声出さない!
と言われ続ける。夫Jさんいわく、私は全く指示に従ってなかったようです。
些細なことですが、頭をあげていきむ時にJさんが毎回頭を支えてくれていたのが助かりました。声かけも一緒にしてくれて、本当に心強かったです。
そして今まで見たことないドクターが登場。
ちょっと切るね。
チョキンといきなりハサミで会陰切開。
2-3cm切られましたが、そんな痛みは全然感じませんでした。
とにかく陣痛の痛みが来るたびに、踏ん張りまくって…
カントリーロードの曲とともにAM 1:33ついに娘が誕生!!
体が麻痺していたからか、生まれたのかどうかも分からず私は放心状態で、感動する余裕もなし。
すぐに娘は産声あげ一安心。今まで味わったことのないものすごい爽快感でした。
あとの処置は胎盤出し、会陰縫ってもらって、お腹グリグリされ、すべて終わり。
夫Jさん、赤ちゃんとゆっくり過ごしながら初乳もあげることができました。
妊娠初期に頚部浮腫があったみたいだけど、見た感じ異常はなさそうね。
51cm、3276gの元気な大きい女の子です!
よく頑張ったね!
出産を終えてみて感想は?
とにかく先の見えない陣痛が1番辛かったです。お尻から爆弾が飛び出そうな程の腹痛なのに、まだいきんではいけないと言われ続け、腰が砕けるかと思いました。出産は命がけというのが身にしみました。醜い格好で腹の底から出してしまった雄叫びは今思い出しても恥ずかしいです。だけどその痛みは本当に一瞬のことで、どちらかと言えば、わたしは長い悪阻の方が精神的にも身体的にもきつかったかもしれません。出産を終えた時のやり切った爽快感はものすごくて今でも忘れられません。
痛みや苦痛を乗り越えたからこそ世界一可愛く愛しい我が子に出会えました!関わってくれたスタッフさんを含め周りのみなさん、家族、そして何より夫Jさんとベイビーは、一緒に頑張り、こんな私を母にしてくれて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからどんな時も我が子の味方になり、大きな心で支えられるような母になりたいと誓いました。
ひとつ残念なことは、我が子のおばあちゃんになるはずだった私の母が、もうこの世にいないことです。数年前に他界してしまっているのですが、きっとこの出産を1番に喜んでくれただろうと思います。誰よりも1番に我が子を見せて抱っこしてもらいたかったと妊娠中から何度も涙しました。きっとお空から見守ってくれていると信じています。
これで長女の妊娠から出産までの記録を終わります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。シャオリーでした。
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