こんにちは、二児の母シャオリーです。前回は妊娠悪阻についての記事を書きましたが、今回はもう一点ドクターから指摘されたこと、胎児頚部浮腫(NT)についての記事を残しておきたいと思います。
当時(2019年)、30歳、第一子妊娠中の記録です。
NT (Nuchal Translucency)とは
首のうしろのむくみ(NT)は、すべての赤ちゃんにあります。
NT(Nuchal translucency)とは、胎児の首のうしろにある水たまりの部分を指します。 染色体異常の他に、心臓病や感染症などでも、首のうしろが厚くなることがあります。 染色体異常は、ダウン症候群や13トリソミー、18トリソミーなどがあります。感染症には、リンゴ病など、胎盤を通して赤ちゃんに影響が出るものがあります。
このむくみは、妊娠11〜13週までの時期にみることに意味があります。この時期をすぎると、むくみ自体は見ることができますが、適切な評価はできなくなります。
体験談・妊娠10週
妊婦検診1回目(妊娠10週)、経膣エコーで
赤ちゃんの首の後ろが少し浮腫んでいるのでこれから少し注意して見ていきますね。
…??
赤ちゃんは大丈夫ですか?
※妊娠悪阻で頭がぼーっとしていました。
今はまだ何ともいえないし、出来ることはありません。
浮腫がなく正常妊娠の場合、30歳の妊婦さんで、ダウン症の確率はだいたい1/1000。浮腫が3mm以上見られる場合、その確率は1/100くらいです。
私の場合、浮腫の厚さはちょうど2-3mmで微妙なラインとのことでした。
様子を見るため1週ごとに受診してください。
体験談・妊娠11-13週
妊娠11-13週は、毎週受診し浮腫が増えていないか、また浮腫が全身に広がっていないかチェックしてもらいました。
毎週、何人かのドクターにチェックしてもらいましたが、後頸部に3mmの浮腫があるが増えてはいない、浮腫以外に異常所見はないとのことでした。
体験談・妊娠14週
妊娠14週。浮腫は消失しました。
それでも浮腫があったという事実は消えず、染色体異常や何かしら疾患があるかもしれないということは変わりないようです。
もし希望があれば、羊水検査をするための紹介状を書くので、ご主人と相談してください。
検査の選択肢
- スクリーニング検査(非確定検査)
- 絨毛検査(確定検査):妊娠10週〜14週
- 羊水検査(確定検査):妊娠15週〜18週
検査法には上記のような選択肢がありますが、妊娠周期等を考慮して私たちには羊水検査を提案されたのだと思います。
羊水検査は16週前後に行われることが多く、染色体異常の有無はわかりますが、流早産の可能性もわずかにあるようです。
シャオリーさんの場合、高齢出産ではなく、NT肥厚以外の所見もないので、検査を強くすすめることはしないです。
私たち夫婦が悩んだ点
- 検査にはリスクも伴うこと
- NT肥厚以外の所見はなく、障害がある可能性は低い
- 障害があったとしたら、事前に知ることで心の準備、医療的な準備もできる
- もし難病で赤ちゃんが苦しむのであれば中絶も検討する必要がある
- 体調(妊娠悪阻)が悪く、検査をすること自体が負担である
以上を踏まえて、私たちは検査を受けないことに決めました。
たとえ障害があっても受け入れていく覚悟をしました。
そして結果的には、病気や障害なく長女は誕生しました!!
以上が長女妊娠中にあったお話です。出産するまで、心配で心配でしょうがなかったです。
今回の内容は、医学の専門的な内容も含まれるため、参考程度にしていただけると幸いです。シャオリーでした。
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