重症妊娠悪阻で入院〜長女妊娠中の体験談〜

出産・子育て

こんにちは。娘2人の母シャオリーです。

今回は妊娠中の症状のひとつであるつわり(悪阻)について記事にしようと思います。
私は妊娠2回ともつわりがひどく重症妊娠悪阻と診断され、辛い思いをしました。
今回は長女妊娠中のつわりについて記録に残しておきます。

はじめに:つわり・妊娠悪阻とは?

つわりとは

つわりとは、妊娠5週目あたりから起こる食欲不振、吐き気、嘔吐などの消化器系の異常のことです。一般に妊娠12週~16週目前後で症状が消えるといわれていますが、個人差が大きく、妊娠後期につわりが生じる妊婦さんも少なくありません。妊娠中につわりが発生するメカニズムは現在もはっきりと分かっていませんが、約8割の妊婦さんがつわりを経験するといわれています。

https://shinsaibashi-fujinka.jp/pregnant/morning_sickness

(重症)妊娠悪阻とは

つわりが重症化し、頻回な嘔吐と著しい食欲不振が起きることで脱水症状や栄養代謝障害を生じる病気を「妊娠悪阻」といいます。多くの妊婦さんが経験しますが、妊娠悪阻は妊婦の約0.5~2%が発症すると言われています。

つわりが妊娠悪阻に進行しているかどうかの目安は、下記を参照してください。

 ✔ 経口で食事や水分が摂れない
 ✔ 一日3度以上の頻回な嘔吐がある
 ✔ 体重が妊娠前に比べて5%以上または3キロ以上減っている
 ✔ 頭痛・めまいの症状がしばしばある
 ✔ トイレの回数が減った

上記の症状のうち、一つでもあてはまるものがあれば、つわりが重症化して「妊娠悪阻」に移行している可能性があります。

https://www.babysmile-clinic.com/column/2986

体験談:妊娠4~7週

数日、倦怠感が強く仕事を休むことにしました。
(普段から生理不順で症状もひどく仕事も休むことがありました。)

シャオリー
シャオリー

生理前の貧血かな?

数日経っても生理こない。

妊娠かな…?

と思い簡易検査してみると、妊娠が発覚しました!

妊娠5-6週にあたる頃、産婦人科を受診し正式に妊娠が確認されました。
男性医師に体調が悪く、仕事も休んでいることを伝えましたが、

男性医師
男性医師

悪阻は8週ぐらいからひどくなる人が多いから様子を見よう

ちょうど妊娠6週にあたるころが年末年始で産婦人科が休診日。5日間ほど家で寝たきり生活が続きました。

お粥、うどんを少量だけ食べ、水分だけは取ろうとポカリスエットを飲んでいました。
しかし、食べては吐く、飲んでも吐く、寝てても吐き気、トイレで座ると倦怠感すごくて倒れそうになながら我慢していました。(隣で夫Jさんはおせち料理を美味しそうに食べていました。悔しかった!)

そして年明け、妊娠7週に入ったころ病院で改めて検査しました。
前回とは違う女医さんが担当になり、

女性医師
女性医師

こんなに我慢せずに受診すれば良かったのに。

脱水と栄養失調がひどいので今日からすぐに入院してね。

赤ちゃんは元気で、この時無事に心拍の確認もとれました。

体験談:妊娠7~8週

重症妊娠悪阻で職場への診断書も書いてもらい、受診日の夕方から入院となりました。
すぐに持続点滴も開始となりました。

病院食に関しては、出産を控えた方や、出産後の方向けの豪華食なので、きっと食べれないでしょうということで、私は出ませんでした。その代わり差し入れは何を食べてもいいし、むしろできるだけ食べてくださいと言われました。

胃腸風邪がずっと継続しているような、消化器系の不調で気持ちが悪く嘔吐が止まらず倦怠感がものすごい状態でした。

吐き気でトイレにこもるも、トイレの消臭剤の匂いで逆に吐き気が増す…
深夜トイレで泣きまくりました。

点滴に吐き気止めが入っており、漢方も出され、3日目ぐらいから少し元気になってきました。

入院中、看護師や先生の受診はありましたが、点滴以外の処置はなくとにかく1日が長く感じました。
テレビやネットを見たり、本を読む元気はなく、ひたすら病院の天井を見ながら、これから仕事は継続できるのかと心配な日々を過ごしました。

入院1週間ほど経つと、1日におにぎり2個、パン1個ぐらい食べれるようになって、尿検査ケトンの状態も改善してきました。

女性医師
女性医師

家に帰って食べれないようであれば点滴しに来てね。

ということで、入院約1週間で急遽退院となりました!!

体験談:妊娠9~16週

退院後、点滴がなくなるとすぐに体調は逆もどりしました。
病院で悪阻によく効くという漢方を処方されましたが全然効果がなく、プリンペランという薬を処方されました。(私にはこれが一番効果があった気がします。)

女性医師
女性医師

辛い時はいつでも朝イチに点滴しにおいで。

と言われましたが、朝起きて、準備して、運転して受診に行く…なんてとても無理で一回も行きませんでした。

長期間仕事も休ませてもらいましたが、妊娠10週を迎えた頃、先の見えない悪阻と、今後の出産・子育てを考えて退職という方向になりました。

そして結局、妊娠16週の安定期に入る頃まで悪阻の症状は継続しました。症状は以下の通りです。

  • 倦怠感がひどく、一日中ベッドで寝て過ごす。入浴は頑張って3日に1回はするようにしていた。
  • 服薬のために3食できるだけ食べるようにするも、食前・食後必ず嘔吐
    私が好んで食べていたのは納豆巻きです。(普段納豆は全く好きではありません。)
  • 私の場合、匂いにはそこまで敏感にはならなかった(入院中の病院トイレの消臭剤だけはダメで、今思い出すだけでも吐き気がします..)
  • 体力低下が著しい。(安定期に入り犬の散歩をするようになった時、10m歩くたびに座り込んでしまうほどでした。)

以上が私が体験した、長女妊娠中の妊娠悪阻の記録です。
妊娠16週ごろから少しずつ普通のご飯が食べられるようになりました。以降、急にマックのポテトやスナック菓子、カップラーメンなど、明らかに体に悪いものを食べまくるようになりました…

妊娠悪阻を経て、私の体重は、54kg→49kg、マイナス5kgに変化!!(身長167cm)

シャオリー
シャオリー

約3ヶ月ほぼ寝たきりになった妊娠初期、本当に本当に辛かった。暗黒時代!!

悪阻で大変な思いをしている皆さん、いつか終わりは絶対に来るので、医療や家族に頼って安静第一に赤ちゃんとゆっくり過ごしましょう!

仕事しながら家事を全部やってくれた夫Jさんには感謝!

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